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BL小説感想「黒い傷痕」丸木文華先生

黒い傷痕 (プラチナ文庫)

黒い傷痕 (プラチナ文庫)

 

 

一言

当て馬の男前っぷりと攻の脆さ両方ごち

 

感想

リア充に見えた攻がガチインドア気質で萌

売れっ子作家という設定の攻が過去を盾にして受に復讐する物語。

攻、再会当時は容姿や所作から作家というよりアウトドアなリア充青年実業家にしか見えない。
しかし読み進めていくとやっぱり本質的にはバリバリのインドアなんだと分かる。そのギャップがすごく可愛い!!


脅迫エッチも変にオタクっぽくて、道具とか使ったりしてみるものの酷くしきれない感。自分が直接手を下すことはせず、メンタル面で間接的に追い詰める方法を選んでる。

その方が賢いともいえるけど、真正面から彼や、そもそも人間を傷つけることに躊躇があるように見えた。

逆に躊躇のない攻といえば隷属志願の攻

ヤクザ気質で容赦がなく計画的!彼と比べたらもう赤ちゃんみたいに無作為というか行き当たりばったりで可愛い黒い傷痕の攻(´∀`*)

 

隷属志願 【イラスト入り】 (花丸文庫)

 

その他もろもろ、思ってることちゃんと言えなかったり、想定していたことと全然違うことをやっちゃって自分でもわけわかんなくなったり。冷静で計画的なようでいて自らの感受性に溺れてしまう、無自覚に絆されやすい脆いタイプ。ざっくり言うと壮大なツンデレなのかな。きゃわわ。


ラストのオチもよかったなあ。鈴鍵ラショウ(攻のペンネーム)とても愚かで愛しいね!!

 

ちなみに隷属志願の攻もめちゃくちゃ好きだよ。

それぞれ違った魅力があっていいなってことです。

 

当て馬恰好良すぎ問題

冒頭で、主人公である受にはめちゃくちゃ恰好いい彼氏がいると判明します。
俺様で遊び人で、でも受のことだけは凄く大事にしていて添い遂げる気満々の攻彼氏……あら、このままハッピーエンドかしら?って思うほどお似合い。
でもね、、、これは表紙の男(攻)とは別人なんです。
つまりコイツは当て馬!!!表紙にはなれない絶対的可哀想な当て馬!!こんなに恰好いい当て馬中々いませんよ。。。?!?!?

当て馬感全然ない、個性的で素敵な攻が捨てられる……!
それだけでもワーーーーーイごちそうさまですッッッッって気持ち。

 


受がいじめっ子のパターン珍しい
丸木先生の作品の中で受が過去いじめっ子だった設定は珍しい!
攻がいじめっ子(っぽいキャラ含)ながら実は受に主導権があった……!っていう展開は丸木先生の王道だと思ってますが最初から受が「いじめっ子だった」と自覚してるケースはレア
しかも受、超罪悪感覚えてるからそのことを引き合いに出されると攻の言いなりになっちゃう、、って最高の設定ですよ。

脅迫して関係を強要するという設定も好きですが罪悪感という見えない鎖でがんじがらめにする展開はもっともっと好き★